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海老名市の知名度向上を、ガイドの会がNPO法人化へ/神奈川

カナロコ 2月22日(金)

海老名市内の史跡や観光地を案内する「海老名史跡ガイドボランティアの会」が12日にNPO法人化、「海老名ガイド協会」と改称した。城山俊則会長(73)=同市大谷北=は「さらに知名度を上げて、いろいろなことに挑戦したい」と夢を膨らませる。

 同会は市の養成講座の受講生らが2004年に発足させた。60人ほどいる会員はほとんどが市外からの転入者で、多くが定年退職後「第二の古里のことを何も知らない」と気付き、地域貢献も兼ねて入会したという。

 県内にはボランティアガイド団体が地域ごとに17団体あり、近年ではNPO法人化が主流。同会で7団体目になる。城山会長は「海老名を宣伝する上で責任あるNPO法人になれば、地域貢献の度合いも大きくなるのではないか」と話す。

 同会は15人1グループの交代制でガイド活動を展開している。そのほか神社仏閣、石仏、植物、伝承民話、産業観光、ガイド方法の専門部会があり、日々研鑽(けんさん)を積む。

 案内する観光客は年間千人で、多くは国指定史跡の相模国分寺跡(同市国分南)の説明依頼という。城山会長は国分寺が建てられた意義を「海老名は天平文化が花開いていた相模国の中心だった」と指摘。

 また東側の座間丘陵にある3〜7世紀の古墳など史跡の数は多く、「国分寺跡を中心に鎌倉に並ぶ一大観光地にしたい」と夢を語る。

 NPO法人となり、今後は歴史だけでなくイチゴや地酒、地元企業、東名高速道路海老名サービスエリアなど地場産業も重点的に取り上げていくという。また各小学校の学区の歴史などを子どもたちに伝える活動も考えている。佐藤昭彦副会長(66)=同市門沢橋=は「史跡と発展。古くて新しいのが海老名。自覚と誇りを持ち、古里を大事にする心を持ってもらえたら」と期待する。

 現在の悩みは環境整備。城山会長は「(海老名中央公園の)七重の塔を発着点にして、見学後に市内に“金が落ちる”ようにしているが、駅前に名産品を売る店がない」と行政や業界との連携を考えている。